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Mac OS X関連

・パーティションを切って新旧OSを分ける

・システムを操作するのは「root」ユーザーにお任せ

・項目数と空き容量はわかった方が便利

・「お気に入り」を一つにまとめる

・コピーしながらファイルの「移動」をマスター

・ドックの仕事は「開く」だけはじゃない

・デスクトップは新旧OSで一緒に使いましょう

・即席のコントロールパネルを用意する

・リスト表示でもプレビューが見たい

・ゴミ箱が遠いと困ります

・1秒で作るアプリケーション用ランチャー

・ウィンドウの整理はワンクリックで


・パーティションを切って新旧OSを分ける

現行のMacには、標準でMac OS 9と同Xの2つのOSがプリインストールされている。ただし、両OSが1つのボリュームに組み込まれているため、ボリューム内の階層が複雑になりやすい。そこで、パーティションを切ってハードディスクを複数のボリュームに分けておくことを推奨する。パーティションを切るには、Mac OS 9に付属する「ドライブ設定」を使う。パーティションを分けると、ハードディスク内のデータは消えてしまうので、必要なデータは外付けハードディスクやCD-Rなどにバックアップしておく。続いて付属のMac OS 9.X用の[Software Install」CD-ROMからMacを立ち上げ同CD-ROMに収録されている「ドライブ設定」を起動する。「初期化」を選んだ後「カスタム設定」でハードディスクを2つ以上のパーティションに分割し、フォーマットを実行する。フォーマットが終ったら、そのまま一方のパーティションにはMac OS 9.Xを、もう一方のパーティションにはMac OS Xをインストールする。これで作業は終了だ。別々のボリュームに新旧OSを分けておくと、Mac OS X起動時に同9.Xのボリュームに「Desktop Folder」というフォルダが現れ、Mac OS 9.Xのデスクトップ上のファイルにアクセス出来るようになる。また、オプションキーを押しながらマシンを立ち上げることで起動ボリュームを選択できる「スタートアップマネージャ」機能を利用して、起動するOSを切り替えることも可能になる。

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・システムを操作するのは「root」ユーザーにお任せ

本ジャンルで紹介するTipsの中には、Mac OS Xのシステム自体の設定を変更するものもある。そのためには全てのファイルへのアクセスが可能な「root」ユーザーを作成しておく必要がある。rootでのログインを有効にするには「Utilities」フォルダの中にある「Net Info Manager」を利用する。どうソフトを起動して「ドメイン」メニューの「認証」を選び、管理者権限をもつユーザーIDとパスワードを入力する。同じ「セキュリティ」項目から「ルートユーザを有効」を選び、さらに「ルートパスワードの変更」を選んで、root用のパスワードを設定する。

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・項目数と空き容量はわかった方が便利

Mac OS 9.Xではフォルダやボリューム全体を開くと、収納されているファイルやフォルダの数とボリュームの空き容量がウィンドウの上部に表示される。この機能はMac OS Xにも引き継がれているが、標準では表示しない設定になっている。Finderウィンドウを開いて「表示」メニューの「ステータスバーを表示」を選ぶと、同機能がオンになるので試してみよう。

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・「お気に入り」を一つにまとめる

Mac OS Xでは、IE5.1の「お気に入り」は「~Library/Preferences/Explorer」内にある「Favorites.html」というファイルに保存されている。同ファイルを、Mac OS 9.Xの「初期設定」フォルダ内の「Explorer」フォルダに収納されている同盟のファイルのエイリアスに置き換えると、両環境のIEの「お気に入り」が共有できる。どちらの環境でブックマークの追加/削除/整理――を行った場合でも、必ず両環境の「お気に入り」に反映されるので非常に便利だ。

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・コピーしながら削除するファイルの「移動」をマスター

ファイルやフォルダを別ボリュームに移動する際、Mac OS 9.Xではデータをコピーしたあと、コピー元を削除する必要があった。Mac OS Xではコマンドキーを押しながら別ボリュームにドラッグ&ドロップすると、自動的にコピー元を消してくれる。その際、ダイアログには「コピー中」ではなく「移動中」と表示される。なお、Mac OS XのFinderはファイルの複製や移動といった操作でも取り消すことが可能だ。(「編集」メニューの「取り消し」を使う。)

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・ドックの仕事は「開く」だけはじゃない

ドックにはファイルやフォルダを「開く」だけでなく「表示する」機能がある。ドックにハードディスクを登録しておくと、コンテクストメニューをたどってハードディスク上の全てのファイルにアクセスできる。その際、コマンドキーを押しながらアイテムを選ぶと、そのアイコンがFinder上に表示される。なおコンテクストメニューに限らず、コマンドキーを押しながらドック上のアイコンをクリックすると同ファイルのオリジナルが表示される。

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・デスクトップは新旧OSで一緒に使いましょう

デスクトップ上でよく使うソフトのエイリアスやファイルを置いているユーザーは多いだろう。Mac OS 9.Xと同Xを切り替えながら使っている場合、両OSのデスクトップを共有できれば非常に便利だ。この方法はMac OS Xのデスクトップ上のファイルを削除することになるので、バックアップをとっておく必要がある。Mac OS 9.Xと同Xが別のボリュームに組み込まれている場合、Mac OS 9.Xでは、デスクトップ上のアイテムは書くボリュームの第一階層にある「Desktop Folder」という不可視フォルダに入っている。Mac OS Xで起動するとMac OS 9.Xのボリューム内の同フォルダが表示されるので「ホーム」フォルダ内に「Desktop Folder」フォルダのエイリアスを作成する。次にMac OS 9.Xに切り替えて、Mac OS Xのホームフォルダ内の「Desktop」フォルダを捨てる。先程作成した「Desktop Folder」フォルダのエイリアス名を「Desktop」に変更する。再びMac OS Xで起動するとMac OS 9.Xのデスクトップに配置されていたアイコンが表示される。

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・即席のコントロールパネルを用意する

Mac OS Xの各種設定は、「システム環境設定」パネル内で行う。同パネルの各種設定項目は「/System/Library/Preferences」内にそれぞれ独立したファイルとして収納されている。「Preferences」フォルダをそのままドックに登録しておけば、コンテクストメニューを使って各項目を直接呼び出せる。パネルを開いたあとに目的の項目を選ぶ手間が省け、Mac OS 9.Xのコントロールパネルに似た操作感が得られる。ただし、9月中にリリース予定のMac OS X10.1では同パネルのインターフェースが変更されているため、ファイルの構成が異なる可能性がある。

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・リスト表示でもプレビューが見たい

カラム表示の状態で画像/音声/ムービー――などのファイルを選択すると、内容のプレビューを閲覧できる。実はアイコン/リスト表示でもプレビューを表示させる方法がある。まず適当な画像ファイル(または音楽ファイル)を選び、コマンドキー+「L」キーを押して「情報」ウィンドウを開く。同ウィンドウのポップアップメニューから「プレビュー」を選択すると、プレビューが表示される。そのまま情報ウィンドウを開いておけば、画像/音声ファイルを選択する際に常にプレビューを表示させることができる。

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ゴミ箱が遠いと困ります

Finderのウィンドウのツールバーは、任意の階層に素早くアクセスする際に非常に便利だ。しかし、ゴミ箱のツールバーへの登録は、「表示」メニューの「ツールバーをカスタマイズ」を使っても、ドック上のアイコンをドラッグ&ドロップしても不可能だ。ただし、情報ウィンドウに表示されるゴミ箱のアイコンは登録できる。いったんゴミ箱を開いたあと「情報」ウィンドウを開き、ウィンドウのツールバー上にドラッグ&ドロップすればいい。逆にツールバーからゴミ箱をはずす場合はコマンドキーを押しながら行う。

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1秒で作るアプリケーション用ランチャー

ドックに「Applications」フォルダを登録しておけば、コンテクストメニューを使った簡易ランチャーとして利用できる。あまり多くのソフトやファイルを登録するとアイコンサイズが小さくなってしまうためドックの使い勝手が悪くなる。「Applications」フォルダに登録したいソフトをまとめておくことで、ドックが煩雑になることも防げる。

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ウィンドウの整理はワンクリックで

デスクトップ上がウィンドウで散らかったとき、一時的に片付ける場所にはドックが最適だ。ウィンドウの最小化ボタンをクリックすれば、ドック内に吸い込まれていく。その際、オプションキーを押しながらクリックすると、全てのFinderウィンドウを最小化できる。同様に、任意のアプリケーションのウィンドウを片付ける場合も、オプションキー+クリックで全て最小化できる。またオプションキーを押しながらFinderの「ウィンドウ」メニューをクリックすると、上部の2項目が「全てのウィンドウをしまう。」と「ウィンドウを整理」という内容に変更される。

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