多目的地下居室ユニット

ジオルーム

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下野新聞掲載(平成14年3月8日)

<内容>

●総合建設業ワタナベ土木(都賀町大橋、渡辺秀夫社長)は、多目的地下居室ユニットの施工・販売事業に着手した。多目的地下居室は箱型構造の7.5畳の居室で、新築はもちろん、増改築にも対応できる。防音をはじめとする居住性に優れ、工事も完成品のユニットを埋設するだけと簡単で最短で四日間と極めて短期間に完了する。本体価格は四百九十五万円。とちぎコープ生活協同組合の指定店となり、事業展開を図る。

 同製品は群馬県桐生市の建設会社が開発したもので、同社は施工技術の高さなどが注目され、県内唯一の代理店として業務提携した。

 同ユニットは新築なら建物の真下にそのまま設置するが、増改築の場合には駐車場の下などに建設する。

 ユニットの特性は地下室ならではの防音性の高さに加え、三層構造の断熱・防水処理、高機能の除湿システムなどで、快適な空間を保持できるよう設計。広い採光窓を設け、地上の居室に近い明るさも確保している。

 同社は書斎や寝室、オーディオルームとしての需要を見込んでおり、エアコンや各種音響設備などの設置も手掛ける。

 九日からはコープ栃木店(栃木市今泉町一丁目)でユニットの展示会を行い、本格的な販売を開始する。渡辺社長は「年間三十連を目標に取り組む」と話している。